じゅんのめブログ
2021.02.27
食育~うまみについて
今年度も残りわずかとなりました。
1年を振り返り1人ひとりが自分のペースで成長した姿に嬉しさを感じているこの頃です。まだまだ寒い日が続いていますが、子どもたちは毎日元気いっぱいお散歩や外遊びを楽しんでいますよ。
今年もじゅんのめ保育園では月に1回食育行っており、1月は「うまみ」についてお話ししました。
人が感じる味覚は「甘味、塩味、苦味、酸味、うま味」の5つに分けられる事をイラストを使用して説明しました。
甘味や塩味は普段食べているので分かりやすいのですが、
昆布やかつおぶしの「うま味」は少し難しいようでした。
初めに「苦味」を感じてもらうためにコーヒーの粉の匂いを嗅いでもらい
顔をしかめる子や「良いにおいがするね」と様々な反応がありました。
次に「酸味」を感じてもらうためにカットしたレモンを用意し匂いを嗅いだり、舐めてもらいました。
酸っぱいと言いながらパクパク食べる子もいましたが…
あまりの酸っぱさに震えている子もいましたよ(^-^;
お茶を飲んで口の中をさっぱりさせた後に昆布とかつお節の「だし」を紙コップに入れ、まず匂いを嗅いでもらいました。
「良いにおいがするね~」とだしの香りを感じてくれました!!
だしをとった後のかつお節と昆布を興味津々に見つめる子どもたち。
最後にこのだしを飲んでもらいました。
「おいしい」と言ってあっという間に飲んでいましたよ。
みんな「うま味」を感じてくれたようでした。
保育園の味噌汁も毎日だしをとって作っていますよ。
だしのうま味を繰り返し味わうことで、味覚が育ち自然と薄味を好むようになります。
早い段階で濃い味付けを覚えてしまうと若くして生活習慣病のリスクが高くなってしまいます。
和食を乳幼児期から意識的に増やしてみて下さいね!
子どもたちが美味しさを感じる条件は「味」だけではなく、素材の形や色、そして匂い等の要素で決まります。
食事環境もまた同様においしさの条件で、家族と一緒に食卓を囲んだり、「おいしいね」と声をかけながら食べたりすることも味覚の成長を促しますよ☆
今年は、新型コロナウイルス感染症のためみんなで行うクッキングは出来ませんでしたが、一人ひとりで具材を入れるおにぎりづくり等を通して作る楽しみを伝えたり、
切られた食材だけでなくそのままの野菜や魚を実際に見せたりと
「食」に興味をもってもらえるように1年を通して様々な食育を行ってきました。
来年度も積極的に食育を取り入れていきますので、よろしくお願いいたします☆